「元来、物を作るのが好きなんです。塗装も物づくりの世界。これが正解、完璧ということがないんです。」と語る荻野さん。
「それでも一歩づつ、最高の仕上がりに近づけていく。この過程がおもしろいんですよ。」
そんな探究心で、得意先の多様な要望にチャレンジし、見事に応えてきた。
北都製作所が水系塗装に取り組み始めたのが、2005年。
日本ではほとんど前例がなく、未知の技術だった。
荻野さん達、北都製作所の水系塗装へのチャレンジが始まった。
同じ塗料でも、環境や設備が違えば同じ色が再現できない。日本の塗料であれば、微調整を塗料会社へ依頼できる。
しかし、水系塗料を日本で作るところは無い。
ドイツ産の塗料を使って、膜厚や噴き方の微調整などを何度も行い、要望どおりの仕上がりを実現した。
荻野さんも「本当に扱いが難しいです。苦労しましたよ。」と当時を振り返る。
「今後、日本でも水系塗装への需要はますます増えていくと思います。我々はこれまでの経験を活かし、水系塗装の先駆者として取り組んでいきたいと思います。」
- 塗装歴10年 (内、水系塗装歴 5年)
- 2003年、ハンガリー工場立上時から着手。
- 2005年、当社が水系塗装を始めた当初から関わる。
- 物づくりが好きで、多様な要望にチャレンジし応えてきた。